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成長期の膝の痛みを治すには

成長期の膝の痛みの治療の考え方

スポーツをがんばる成長期の選手はしばしば膝の痛みに悩まされます。

膝の痛みの原因はいくつかありますが主には膝の骨や筋肉、靭帯などが痛みを出しています。


痛みは結果。なぜ痛みが出るのか。

痛みは結果です。

痛みが出る原因は練習量や身体の使い方や動かし方が原因となります。

この他、床や気温などなど様々な原因が影響を及ぼします。

ここで大切なのは痛み🟰結果ということです。

痛みはスポーツで積み重なるまたは突然の強いストレスに耐えれなくなり発生します。

身体はある程度のストレスやダメージは耐えれるようになっていますが、耐えれる範囲を超えると痛みとして身体に伝えています。

繰り返されるランニングやジャンプなどで筋肉や靭帯、関節などは徐々にストレスを溜め込んでいきます。

捻挫など強いストレスが加わって発生するケガでも靭帯が耐えれるストレスを超えて発生します。

このように身体の構造上、耐えれないストレスは痛みや怪我として
痛みは結果です。

わかりやすく解説します。

身体に出てくる痛みは身体が耐えることができるストレスに耐えれなくなったときや回復が遅れたときに痛みとしてサインを出しています。

ランニングやジャンプなど繰り返されるストレスには、引っ張る、圧縮、捻れなど関節や関節を構成する骨、靭帯、筋肉などの組織に繰り返しストレスがあります。

繰り返されるストレスには組織の修復など回復する力によって修復されていきますが、その回復が間に合わないことが続くと炎症として身体がサインを出してきます。

「まだ傷は癒えてないよ」
「痛いのはここだよ」
「治るまで動くな」

炎症反応は組織が治る過程でもあるのですが、そのときにジンジンまたはズキズキと痛みが出て来ます。

また強いストレスを発生させる捻挫などは強い力により組織を破壊します。

この場合、関節運動などに大きな影響を与えてスポーツ復帰に時間がかかってしまいます。

痛みを治すためには

膝の痛みを治すために大切なことは、いくつもあります。

特に成長期では、成長する骨の影響と筋肉の柔軟性、運動量などいくつもの影響を考えながら治していく必要があります。

身長が急激に伸びている段階では柔軟性と筋力、練習量の影響はマイナスの方向に働くことが考えられます。

また、元々の運動能力にも影響されるため一人ひとり治していく過程が異なります。

シンプルに伝えていくと、柔軟性、筋力、体力が充分であれば痛みは減っていくと考えます。

これに正確なスポーツ動作を習得しストレスを減らすという考え方も必要になります。

成長期の場合、まだスポーツ動作が不安定であり身体をうまく動かせないことがあります。

そこに体力や練習量、練習の後半の時間帯(体力が落ちたとき)などの影響が加わるとストレスが増えます。

話を戻します。

いくら治療するベッドで痛みがなくなっても練習に復帰してすぐに痛みが出ては治ったとは言えません。

そのため、筋力や正しいスポーツ動作の確認が必要になります。

運動の強度は徐々にあげていきますが、心肺機能の向上も考えなければいけません。

体力がないとぼーっとして突然の怪我や正しい動きができなくなります。


膝の痛みは根気良く治すこと

話が長くなりましたが、膝の痛みはなかなか治り難いというのが正直なところです。

特に長期間している膝の痛みは治り難く再発もしやすいです。

痛みが良くなり、復帰してまた痛みが出てを繰り返しながら少しづつ完治に向けて進んでいきます。

もちろん、数回の治療で良くなる場合もありますが、その場合は痛みの影響が小さい場合など原因がすぐに取り除かれる場合です。

膝の構造はとても複雑ですが良くできています。

そして、スポーツでは重要な関節です。

治療するときはチーム、コーチとも話し合い復帰の目安など決めておくと良いでしょう。

その場合は担当のセラピストと相談して決めていくことをおすすめしています。



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